2009/05/28

アルプス子ども会 春の親子会2009に参加♪




2009年度はここ数年のウップンを晴らすかのように、本職の建築設計以外で、遠出イベントや会議・集会が常にあり、こんな調子で本当に大丈夫なんだろうか? ってな気疲れを感じながら毎日を過ごしているのですが、そんな中、「アルプス子ども会 春の親子会 2009年」に家族で参加してきましたよ。

これまで2回、リンゴが子どもキャンプに参加するも、 「どうやったん?」 という僕の問いに 「、、わすれた (・ω・) 」 と甲斐の無い返事を貰ったりで、実際のところアルプスに何があるのか気になってました。アゲハ(若葉)の家族と言えば、今でも、ことある度に「アルプスソング」を熱唱してるしね。 いったい、アルプスってナンやねん!? と^^;

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キャンプ朝食
ホットドッグをアルミホイルで包み
さらに牛乳パックに詰め込んで
火を着けます。
イイ感じに焼けました。
大きめのアルミホイルですっかり覆うのがポイントのようです。
隙間があると、火が入ってコゲコゲに~


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僕も小学生高学年時代に、アサヒキャンプ(朽木村と志摩キャンプ)という子どもキャンプへ何度か行かせてもらっていたんですね。今から考えるに、親に無理して行かしてもろて本当にありがとう! という気持ちで一杯です。当時知り合った友人と続いている「縁」は無いのですが、それでもなお忘れられない思い出が一杯です。キャンプとか野宿とか、技術的なノウハウもそうなんですが、あと、知らん人との接し方とか、子ども世界では出会うことの無い「大学生」とか「大人」と話をすることが、とてもとても興味深い経験でした。当時の僕が普段の生活の中で身に付けていたノウハウが、キャンプにおいて生かせなかったりするのが、逆に、本当に面白くて、ドキドキの連続でした。

初めてのキャンプでリーダーをしてくださった悟空は、どこで何をしているのだろう。

現在の僕は、ちょい失礼でザックバランな感じで、それを1人で”面白い”と思っているのがどうしようもなくオッサンですが、当時の僕は、もう少し「気負った優等生タイプ」でして、キャンプ中、普段と勝手が違うことで、肩の荷が下りて優しくなった気持ちを今でも覚えています。

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朝食後に、レクで走り回って暴れまわった後は、高原散策です~
シカ除けの網を周囲に巡らせてます。
探せばマツタケも(!)

そうそう、そのレクも子どもらが準備して司会進行してたり、
あと、オヤジ参加も割りと多かったらしく、
楽しい内容でした。
僕も適度に張り切りましたよ。


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アルプス子ども会 春の親子会 2009 について感じたことは沢山あるのですが、一番大きい気持ちは、「こういう優しい場を閉ざすことなく再生産してきた先人と、繋いでいる同世代」に対する感謝のような気持ちです。何も関わってきていない僕が、感謝(?)するというのは妙な話ですが、言葉にすると、やっぱり「ありがとう」って感じになります。

温度加減が絶妙でした。「クールでマニュアル通り」という雰囲気は無いし、かといってデタラメに「めちゃくちゃ熱い!」という訳でも無い。「懐の深さと、秘めた熱さを予感させる、優しく落ち着いたイベント運営」だと感じました。好印象。これ、関西では作れへん雰囲気ちゃうかな。高原ってのもポイントなんだろうな。

アゲハ(若葉)やアゲハ家族が、何ゆえに「アルプス子ども会」を支持するのか、その一端を、確かに、感じ取ったように思います。

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源氏亭と平家亭
アゲハにとっての「原風景」なそうな。
コースによって、ここを拠点に活動するそうな。
リンゴたちにとっての「原風景」にもなるんでしょうか?


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息子たちの保育所での保護者会活動や、また、友人の保育士などを通じて知る保育の現場の声というのは、「ええ話」というよりも、悪い意味で「ドキドキさせる話」で一杯でして。保育や教育の現場が、素人の僕にも理解しえるものであればよいのですが、なかなか、想像を上回ることが多いです。どの職場でもあることは、当然のように子どもの現場でも”やっぱり”あります。当たり前だけど、やはり保護者間の幻想との温度差は大きい。加えて職員の処遇も厳しくなり、保育所そのものの存続が話題になったり、、、。最近、教育に携わる知り合いが「保育所には何も期待していない」と言うのを聞いたりで、更にショック倍増で気が重かったり。「子どもへの威圧的な指導で、子どもが怯えてるんですが」とか、どうすればいいんだろうかとか。色々”不要に”ビビり過ぎてる気もしますが。

そういうことを、ここんとこずっと考える毎日だったので、アルプスの「威張らない」「割り込まない」「ずっと待つ」「じっと考え、適度に熱く」という雰囲気にかなり癒されました。

実はもっと色々、運営者やリーダーにツッコンで話を聞きたいスケベ心も多分にあったのですが、これからの関係(?)の中で自然に見えてくる部分もあるだろうし、僕の過剰さで困られても(または受け入れられても!)本意じゃない気がしたので、今後のお楽しみにとっておくことにしました (`・ω・´)

アルプスだけでなく、こういう取り組みが、各地でたくさんたくさん開催されたなら、本当にイイのにな。

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散策後はイチゴをパクパク。
ライトはこの後、イチゴの汁で血だらけの様相!


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あと、今回のような「公開イベント」において、必ず使われるネタが昔からありまして、それは

「さぁさぁ、僕たちは、アヤしい宗教団体では無かったでしょ!?(笑い)」

というメッセージです。一応アルプスでもそういった場面があったのですが、僕がそれを耳にしていつも思うことは、「左派の宗教を貶める言い方は趣味が悪いよなぁ」、、、という部分ではなくて(それもありますが^^;)、ある集団・共同体のアヤしまれて憎まれるべき側面というのは、集団・共同体にとっての「異質な存在」に対する「無視」「蔑視」よりももっと強い「排他性」ではないかということです。

たとえ経典や主義やナショナリティや属性に強く連帯を呼びかける集団であろうとも、それに組みしない相手がいたときに、決して威圧的にならずに、ねばり強く相手の声を聞こうとする態度があるなら、いくらアヤしかろうが、それはアリです。属性的に従うことができなくとも、共通の課題や取り組みを共有して、ともに生きる選択肢を提示できるなら、さらに良しです。

最近は(?)短気で威圧的な立ち居振る舞いを目にする機会が多くなりましたので、余計に、アルプスで確かに感じた確かな粘り強さ(頑固さとか、厳しい訓練のタマモノなのかもしれませんが)には、驚きとともに感銘を受けた次第です。

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行き帰りのバスでは、
キャンプらしく
当然のように、
また、ほどよい感じで
合唱や談笑タイム♪


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さて、アルプスビギナーならではの感覚かもしれませんが、「期間限定のマジック」という側面以上の、連綿と受け継がれ、醸成されたであろうイイ雰囲気に接することができて気分がイイです。幸せな時間と気分をありがとうございました。

これからも何かあれば関わりたいです!
(しかし、財政的に無理だったらゴメンなさい!!)



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ちょうどザムドで、「共に生きると約束したはずだ。ヒトガタは別か? 都合がいいな」 なんて台詞を聞いたところでして、それも思いを巡らせるイイ材料になりました。

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 /青ひょん

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