2007/06/25

在日韓国人な法事(ほうじ、チェサ)


「牛の煎(ジョン)」焼きに勤しむ、母と父。
(牛肉に卵の衣をつけて揚げる感じ)
「男は台所に入るな」という恐ろしい時代もあったそうですが

在日朝鮮人、在日韓国・朝鮮人の「法事(祭祀、チェサ)」は、地域や、家によって「中身」が割と異なっている、、、ということは伝聞情報として知っている。しかしながら、他の家の法事に参加する機会もなく、目にするにしても映画でたまに見かけるぐらいなもんで、本当のところ、ナニが本格派で「本国」っぽいのか、またはユニークなのか、「伝統的」な様式を踏襲しているのかって辺りは、よく知らないで今までやってきた。

法事に関してよくネタになるのは、「何を食べるのか」「どう並べるのか」「お辞儀の回数は」「男/女の役割領域」「法事の段取り」、、、などであるが、雑談として「へぇ、あんたの家はそうなん。うちは○○やで」と言い合ってはみても、それ以上に広がる話でもない。多分「伝統」どうのこうのと言うバックボーンがちらつく割には、非常に閉じた内輪のイベントになってしまった感、濃厚である。

そんなことを思いつつ、僕が関わる法事について書いてみる。二世世代が中心で、三世世代がふらふら手伝ったりしつつ、付近をチビこい四世が走りまわってる景色。世代交代進行中である。70歳以上が1人、50~70歳が5人、30~50歳が5人、~10歳が4人。

僕の知る法事の場合は、「これは伝統だから」という前提(思い込み?)が、おそらく希薄な部類なのではなかろうか。「この法事は今年で最後にしよう。もう十分やってきた」と幾つかの遠縁(?)の法事を取りやめ、年に5、6回あった法事も今では数回足らず。ようわからん祈祷士呼んでクェンガリ鳴らされることも無くなった。「多分、伝統ちゃうかなぁ、、たぶん、こうした方がエエんちゃうかなぁ、、。あれは近所迷惑やしもうやめよう、、」などと、試行錯誤を含めた「創作」領域が大きいように感じられる。

で、先日、僕のハラボジ(じいさん)・父の父の法事をしました。僕が生まれる頃には既に亡くなってた祖父ちゃんの法事。大昔、法事といえば夜中に開始してましたが、さすがに最近は夕方開始。眠いし法事で身体の具合悪してもね。

買出しは僕の啓子さん(母)が中心になって、アブジ(父)と一緒に行ったらしい。いつも通り、蒸豚のかたまりは御幸森商店街にて購入。キムチ系は鶴橋・御幸森まで行かないで、近所寺田町の「オモニの店」で購入。(勿論、さすがにキムチはお膳に並べない。) 前は御幸森の山田商店の隣で購入していた。アブジが言うに、今回はジョンの牛を厚く切りすぎたということ。次回はどうなるのかな。また、「皆の口が進まない料理は次回からやめよう」と何度か言っていた。色々と気になることがあるようだ。基本的に、料理作りすぎだよなぁ^^;

お膳(サン?)への料理の並べ方に関しては、魚東肉西(オドンユッソ)など Tips があるのですが、よく知らない。「How to 並べ方」みたいな虎の巻も、引越ダンボールのどこかあるんだけど、、。お膳に皆の好物だけを並べる日も近いような。リンゴの好物はタコの酢の物。うぅ。



法事関連

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2 コメント:

匿名 さんのコメント...

御幸森商店街は、四月だったかな。初めて足を運んでみました。着いたのが夕方だったので、閉まる店ばかりでしたが。

昔、在日MLの名古屋のオフ会でお会いした事のあった人の名前を、グーグルでなんとなく検索してみたら、MLのメンバーの方の掲示板への、八年前の僕の書き込みを発見してしまいました。なんか、すごい恥ずかしい文章書いてた。

ML以外でやり取りのあった、地元の在日の友達とも、今はもう、やり取りありません。会えば話すだろうけど。

あと、先月かなんか、とりさんにすごく似た、神戸ナンバーの車を運転してる人を、名古屋の住宅街でふと見かけて、びっくりしました。

この八年間で、世の中、随分変わったよね。
僕は世の中の変化に付いていけてません。

ムン青ヒョン さんのコメント...

「世間についていけてないなぁー」感は、僕も最近強く感じるよ。

夏祭りシーズンなんだけど、町って浴衣着の”若者”で溢れてる。え? いつから、こんなに浴衣OKな世の中だったんだっけ^^;

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